ヴァカンス中、ブルターニュ地方のレンヌに立ち寄りました。夫が住んでいたことがあり、私もすでに何度か訪れたことがあります。レンヌでの楽しみといえば、何と言ってもクリスの店、「ラルスイユ」に行くこと!なかなかレンヌに行く機会がなかったので、今回はものすごく久しぶりの訪問。
木曜の夜、事前に電話で予約を入れていたのですが、行ってみたらクリスがいない!?なんでもミュージック・フェスティバルに行ってしまったのだとか…。でも代わりにクリスの彼女、メラニーがキッチンに立っていました。私は彼女が大好きなので嬉しい驚き!彼女はしきりに済まなさがっていたけれど。
メインに豚の胸肉を注文し、ワインはメラニーにお任せ。出してくれたのは、ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ(ニコラ・ヴォティエ)のブルゴーニュ・ラドロワ、2012年。
わりとしっかりタンニンがあって、どちらかというと力強さのあるブルゴーニュ。以前に同じ造り手のブルゴーニュ・クーランジュ・ラ・ヴィヌーズ(同じく2012年)を飲みましたが、もう少し軽くて小粒な赤いフルーツ系でした。「ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチで、こんなブルゴーニュもあるのか」とちょっと驚き。
メインの料理の豚肉は脂身でしたが、それほどしつこくなく、皮がパリパリ。付け合わせの丸ごと野菜は、歯ごたえがあって火の通り具合がちょうど良い。ブイヨンの味もほんのりしみていて、野菜が美味しいのが嬉しい。
アートシアターを観に行った友達が後から合流することになっていたので、もう一本注文。夫とメラニー、サーヴィス係のサマンタと、さんざん「何にしよう?」と悩んだ挙句、「こうなったら地下カーヴに行って一緒に探そう!」と、特別にカーヴへ連れていってくれました。ちゃんと冷房をいれて、生産者別キュヴェ別にとてもきちんと整理してあって…うちの店と大違いだよ〜!(うちの店の地下カーヴは、時々障害物競走のコースみたいになるからなあ。)
結局、オーヴェルニュのパトリック・ブージュの「フェステジャー」。ヴィンテージは分かりませんでしたが…結構甘い。フルーツたっぷり。食後のデザート代わりになるスパークリング・ワインでした。
クリスには会えず、その上、この日はギター弾きが来ていてリクエストに応えて歌うというミニ・コンサート(…っていうか歌声喫茶化してたか?)があり、静かに食べて話しながら飲みたい私たちにはちょっと厄介な展開だったので、あまり長居せずにお店を出ました。でも、メラニーに会えたし、お料理は美味しかったし、やっぱりラルスイユはよいなー。レンヌに寄ってよかった!と、なかなか満足した夜でした。
…がしかし、これだけでは終わらないのがラルスイユなのであった…。(続く)
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